Windows10にNeovimをインストールする
確認環境
Spec / Version | |
---|---|
PC | mouse LB-J770X-SH2 |
OS | Windows10 Home (ver 1607 build 14393.187) |
neovim | v0.1.6-833-g35f67ee |
neovim-qt | Rev.4015d8c |
エディタが、ない。
WSL環境で日本語がロクに表示されないので、さくっと日常利用はあきらめました。
そういえばまだGo言語ではHello World
以外何も書いてないです。
WSL環境を除けば、このおNewなPCにはエディタがメモ帳しか入っていません。
通りで何もやる気が出ないと思いました。
ということで、何かエディタ入れなければ。
エディタは機能が多くてもモッサリ動くのはイヤですよね。
でもカスタマイズ地獄は疲れます。
最初っから自分好みにキビキビ動いてくれるハッピーエディタないかな。
はい、そんな幸せは落ちていないので、しばらくはNeovimとやらを使ってみます。
Vimを今風にリファクタリングしながら無駄な機能を省いて高速化しているそうです。
さらにvimscript以外の言語でもカスタマイズ出来るようにしているとかで、なかなか意欲的。
もう2年半以上開発は続いているようですが、それでも20年以上の歴史を持つVimの書き直し。
まだ開発は道半ば感があるので、今後仕様も色々変わるかもですね。
でも頑張って作ってくれている人達への応援も込めて、使ってみましょうNeovimくん。
なんとなく人生のパートナーになってくれる気がします。
いざ幸せ目指して、地獄へようこそ。
Neovimのインストール
手順は公式ドキュメントに記載されています。
Neovimのコアと描画を担うGUIフロントのneovim-qtが必要みたいです。
Windowsのコンソールはサポートしていないようです。
すみません、ちゃんと調べずに書いてます。英語が目に映らないんです。
ぼくと同じく英語blindnessな人、以下、インストール手順の日本語簡略版です。
- 上記サイトから各自環境に合わせて32bit版か64bit版をダウンロードする
- ダウンロードしたフォルダを解凍し、bin,shareフォルダを
C:\Program Files (x86)\nvim
へ展開する - 環境変数PATHに
C:\Program Files (x86)\nvim\bin
を追加する
=> Windows10での環境変数の設定方法はこちらとか参考になるかと思います - こちらからneovim-qt.zipをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを好きなフォルダに解凍する
neovim-qt.exe
をダブルクリックで起動!- 何かエラーが出て起動しない方、Visual Studio2015のVisual C++ 再頒布可能パッケージを入れると幸せになるかもです
ちなみに起動した画面はこちら。
起動が速い!(未カスタマイズの現時点)
サクサク動く!(未カスタマイズの現時点)
IMEの変換候補がディスプレイ右下に表示される! なんでやねん!
終了するのが遅い! なんでやねん!
以上、初回起動の感想でした。
Neovimの設定ファイル
さて、終わることのないカスタマイズ地獄の始まりです。
どうやらNeovimでは、既存のVim用設定ファイルをある程度流用出来るようです。
Vimの設定について情報が溢れているので、他サイトを参考にして頂ければと思います。
ただ、設定ファイルを置く場所とフォントの指定方法が変わっていたので紹介しておきます。
あとguioptions
は非サポートのようでした。
設定ファイル配置場所
設定ファイルの場所は下記です。
Windowsのデフォルト設定時 | %LOCALAPPDATA%\nvim\init.vim |
環境変数XDG_CONFIG_HOME設定時 | %XDG_CONFIG_HOME%\nvim\init.vim |
GUI系の設定は同フォルダにginit.vim
を作成して設定すれば良さげです。
ひとまずguioptions
はサポートされて無さげでした。
フォントと文字サイズの指定
フォントの設定はginit.vim
に書きます。
設定内容は以下みたいな感じです。
" フォントと文字サイズの指定
Guifont! Ricty Diminished:h9
※(2017.02.19追記) こちらを参考にGuifontに!を追加してエラーメッセージが出ないようにしました
Ricty Diminished
というのがフォント名、h9
がフォントサイズです。
自分好みのフォント、文字サイズを指定して下さい。
これでめでたく人生のパートナーを手に入れましたとさ。
おしまい。
ではなくきっと一生つづく。